2015年6月 No.359 カバのテツオ君歯みがき教室に行ってきました
今年も6月4日から10日まで「歯と口の健康週間」です。
全国各地でいろいろなイベントが催されます。その一環として私が所属している大阪小児歯科専門医臨床研究会(OSP)ではこの10年近く天王寺動物園で
1)カバのテツオ君歯みがき教室、
2)小児歯科医による講話「子どもの歯磨きのポイント」
3)小児歯科専門医による子どものための歯科相談を開催しました。
はじめの頃は歯科医師の中に小児歯科の専門医があるということをアピールすることも大きな目的だったのです。
4年前からは大阪府歯科医師会がカバの歯みがきという人気のあるイベントに興味を示され、毎日新聞社とともに主催となり、OSPは協力という形で開催しています。小さな専門医の集団から大阪府歯科医師会と毎日新聞社という大きな団体が主催することによって、毎日新聞に一面の記事が載るようになり、催しはMBSだけでなくABC,YTVも取材に来ていました。また、新聞に
ニュースとなり流されるようになり、一気に拡がりました。
子どもはせっかく気分良く動物園に遊びに来て、150度も大きく顎を開いたカバの歯磨きは圧巻、興味深く、楽しい気分になっているようでした。そんな中、お土産に惹かれながらですが、いきなり歯科相談で現実に戻され興ざめにならないように十分気をつけなければと思いました。
歯を磨いたりすることが日常茶飯事で、カバ君も気持ちよさそうに磨いてもらい、気持ちよさそうでした。そのあと草のごちそうを頂きもぐもぐ食べている様子が子どもたちに自然に受け止められるようになればいいなと思いました。
2015年度(平成27年度)は「おくりたい 未来の自分に きれいな歯」の標語のもと、全国各地で地域住民参加型の各種啓発事業が展開されます。