大橋小児歯科医院のご案内

■所在地
〒592-0002 大阪府高石市羽衣1-6-31ルネ羽衣1F
■連絡先
072-265-3231
■診療科目
小児歯科|一般歯科|矯正歯科
■診療時間
午前9時~12時
午後1時~17時半
※木曜日の16時~20時は矯正歯科をおこなっております。
■休診日
木曜日、日曜日、祝日
■交通
南海本線 羽衣駅より徒歩3分
阪和線 羽衣駅より徒歩3分
■駐車場
3台分あり

2015年12月 No.365 記憶は消えても記録は残る

先日、高石市市役所で認知症についての講演会に行ってきました。最近では社会の高齢化と相まって認知症の高齢者が交通事故を起こし運転免許を返上させるべきだ、などなどが毎日話題になり社会問題になっています。

これまで、いったん認知症と診断されると、本人も家族も絶望的な思いにとらわれ勝ちでした。しかし、認知症の人が何を感じ、考えているかを探る研究から、「認知症になるとすぐに何も分からなくなる」訳ではなく、認知症の人の心に目を向け“本人重視”の接し方を取り入れることで、家族や介護者の多くが頭を悩ませている妄想や暴言・暴力などの症状や行動を大きく改善することが明らかになって来たようです。

小児歯科診療で自閉症患者への対応と共通するところがあります。

また、健常者と認知症の人の中間の段階にあたる軽度認知障害(記憶、決定、理由づけ、実行などのうち一つの機能に問題が生じている)ですが日常生活には支障のない状態の人が全国で400万人もいるそうです。認知機能に影響が現れるよりも前に、「歩行動作」に軽度認知障害のサインが現れるということでした。軽度の段階で発見して対策を行えば、認知症への進行を食い止め、予防できる可能性が見えてきたようです。

認知症になれば物忘れ「朝食をとったことを忘れる」「人と会ったことをを忘れる」といった脳の記憶が瞬時に消えてしまうのですが、その時々は意識があるようです。脳の記憶は消えてしまうのであれば物事の記録を脳でなく外部記録としてメモを手帳に書く、スマホに記録するというような工夫をしている人が実際にいるようです。 認知症になっても、自分らしく人生を歩んでいくための工夫が現実のものとなって来たようです。

ー院長-

連絡先

TEL:072-265-3231