2016年4月 No.369 よい歯を育てて40年
今から40年前、私が大橋小児歯科医院を羽衣に開設する1~2年前の頃です。
子どものむし歯が酷く世の親御さんはむし歯で泣き叫ぶ子を抱えて治療してくれる医院を探して彷徨っていたのでした。
むし歯の洪水の時代と称されたものです。そのような時代に子どものむし歯の問題を何とかしなければと泉大津保健所管内で有志の歯科医師が集まり「むし歯を作らない会」が発足したのです。
現在では考えもつかないかも知れませんが、日本は高度経済成長の真っ最中,まさに爆買いに酔いしれる今の中国のように、お金に余裕ができ、これまで甘いおやつもあまり与えられなかったので、その反動とばかりに買い与えたものでした
その結果はむし歯の洪水として表れたものでした。
そのような状況に反省し子どもの健全な歯と口の健康を取り戻す活動が地道に40年間続けられて来たのです。
その活動の結果は現在の子どもの口の中にきっちりと表れています。酷い頃のむし歯罹患率の5分の一以下にまでなっています。
今では「むし歯を作らない会」から、「よい歯を育てる会」へと名称が変わっています。現在では「よい歯の元気な子どもを育てる」をモットーに活動しています。
今回40周年記念講演会を開催いたします。
どなたでもお聞きいただけます。お誘い合わせの上ご来場ください。