2017年10月 No.387 戻ってきたPiTaPa カード
先日の事です。診療所から帰る時、扉のキーを掛けるためズボンのポケットからキーを取り出した時、何だかポケットの小物の位置に違和感があり、中身の小物を出してみると入れてあるはずのPiTaPaがないのです。
診療着に着替えるために日中はズボンを履き替え畳んで置いてあるのでその時落ちたのだろうと思って、もう一度院長室へ戻って、何処かに滑り込んでいるのではと調べたのですが見つかりません。
自動車通勤なので普段は電車に乗ることもないので自宅で滑り落ちたに違いないと考えて帰宅しました。帰宅して探してもやはり見つかりません。これまでカードを紛失したことはないので、まさかとは思いましたがひょっとして・・・
そういえばその前日大阪市内で会合があり夜遅くに電車で帰って来た時PiTaPaを使ったのが最後だったのです。アルコールも入りほろ酔い加減で駅からはタクシーに乗ったことは確かです。
その次の日は通勤で車の運転、1日中白衣に着替えていたので落としたとしても限られたところなので戻ってくるのではと甘く考えていました。
日本では外国では考えられない程きちっと届ける人が多いとは聞いていました。また実際私自身も何回か届けてあげた経験があります。
しかし実際にカードを紛失しているので、拾った人に不正使用されても困るし無かったら困るので再発行の手続きをしようと、先ず警察に遺失物として届けられてないかを尋ねたところ、該当物はないとのことで、近所の交番ででも遺失物届を出し、受付番号をもらって、カード会社に再発行の手続きをするように言われそのようにしました。
カード会社に必要な情報を尋ねられたのですが、名前、生年月日を伝えたところで、あなたのカードは○○駅に届けられていますとのことでした。早速駅へ取りに行き無事手許に戻って来ました。
その日はこの世知辛い時代とは言えまだまだ親切な人がいることを知り、有難く感謝です。何だか嬉しくなりました。