2017年2月 No.379 あなどれない置物
先日、歯科衛生士学校の先生が、学生臨床実習の受け入れ施設としてお願いしたいと来院されました。
小児歯科専門医院の受け入れをという事で前向きで検討することとしましたが、その先生が実は何十年も前に大橋小児歯科を見学に来られたというのです。私としては開業間もなくで古い事なので記憶になかったのですが、勤務先の先生に連れられて来られたというのです。
確か玄関を入って受付の横に歯医者さんの置物があったと話した時,ハッと気付いたのが、ここに載せた置物です。開業した頃に受付横に置いていました。という事で確かに来られたことが証明されたのです。
あんがい人はこのようなものを覚えているようです。
実はもう一件、かなり以前の事ですが、大学の同窓会の時、歯学部部長の講演会がありそのあとの懇親会で、大橋先生にはその昔お世話になりました、ご馳走にもなり有難うございましたと言うではありませんか。私は知りませんよ、人間違いではといったのですが、食事のあと自宅までお邪魔しました。そこに歯医者の置物がありましたと言ったのです。その有名な先生は学生時代先輩に連れられて歯学体と言って歯科学生のスポーツ大会の帰りに来られたのでした。学年が何年も下ですからその他大勢の一人として来られたのようですが普段から誰にでもきちっと対応しておくものだと痛感させられました。
それにしてもただの置物ですが来られた人の記憶にこんなにも鮮明に残るのだという事を改めて実感しました。