2018年7月 No.396 今年度の歯科健診に行ってきました!!
毎年の事ですが今年も年度初めの学校・園の歯科健診にスタッフと共に行ってきました。
その昔と比べて近年はむし歯は激減し、痛いとか腫れているような子どもは皆無でした。むし歯の子どもよりも歯の数が足りない子とか多い子、歯が二本くっ付いた(癒合歯)子の方が多いくらいです。それでもやはり一校に一人くらいは酷いむし歯の子どもがいるもので、少し気を緩めるとまた簡単にむし歯はできるものと思われます。
近年気になるのは、歯肉炎といって歯を支えている歯肉が赤く炎症を起こしている子が多いことです。歯肉と歯の境目の汚れと、刺激が少ないため炎症が起きているのです。これが後々問題になる歯周病の始まりなのです。歯に対する手入れは良くなってきたのですが歯肉にまでは十分届いていないようです。同様に舌に苔のような白いものがくっついている子がみられます。この子らは口呼吸で舌が乾燥すれば口臭が酷くなります。
そして何よりも気になるのが歯並びの悪いこです。多くの子の歯列弓に歯が収まりきらないのです。しっかり噛んで顎。歯列への刺激によって顎顔面が強く逞しく成長するのです。その点で最近の子どもたちは食事の内容などを考えてもどうも刺激が足りないのだと言われています。歯科矯正予備軍という事になります。
近年、成長期の子どもの生活環境などが影響してか元気に動き廻ることもなく運動不足が酷く、しゃがめない、腰が曲がらない、前転ができないなどで子どもにも要介護予備軍が増えていると言われています。
口に関してはお誕生日のケーキの上のローソクを吹き消せない子がいるということです。何とか早いうちに手を打たなければ手遅れになります。