2019年11月 No.412 11月は児童虐待防止推進月間です
厚生労働省は毎年11月を「児童虐待防止推進月間」と定め家庭や学校、地域等の社会全般にわたり、児童虐待問題に対する深い関心と理解を得ることができるよう広報・啓発活動など色々な取り組みを集中的に実施しています。 平成30年度の児童相談所による児童虐待相談対応件数が厚生労働省から公表されています。件数は15万9850件で、前年度より2万6072件(19,5%)増え、過去最多を更新しました。対応件数の内訳は、心理的虐待8,389 (55.3%)、身体的虐待40,256 (25.2%)、ネグレクト29,474 (18.4%)、性的虐待1,731 (1.1%)となっています。
相談対応経路別
件数は、件数が多い順に、警察等
(50%)、近隣・知人(13%)、その他(11%)、学校等(7%)、家族(7%)となっています。
相談対応件数の主な増加理由は、心理的虐待に係る相談対応件数の増加、警察等からの通告の増加が指摘されています。
子どもの生命が奪われる重大な事件も後をたたないなど、深刻な状況が続いています。
歯科関係でもこの時期に合わせて日本子ども虐待防止歯科研究会が毎年大会を実施しています。今年は千葉県で、来年は大阪で11月8日に開催される予定で来年に向けて準備が 始まっています。