2019年4月 No.405 新元号は「令和」に
初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香
出典は万葉集からという事で年号が初めての日本の国書由来だという事です。
文意は 早春、よい月にさわやかな風が吹く。梅の花が鏡の前で女性がおしろいをつけているように白く咲く。蘭は貴人が身につける香袋のように薫っている。という事です。今の子どもたちが育つ世の中が、新しい文化を生み出す平和な時代であって欲しいものです。
歯周病菌は歯の周りの傷口から血液を介して全身に運ばれます。
さて、昨年末頃から今年にかけて小児の時代から歯周病予防を念頭に入れた健康習慣を心掛けなければという趣旨の講演会が続いています。
歯周病は従来成人独特の病気だと思われてきたのですが最近では小児期から始まる歯周病予防などという講演会があります。
実際は歯と歯肉の接している部分に棲息している口腔内常在菌が定着するまでの段階の時期のいろいろな問題とその対処法についてなどです。そして18歳頃までにそれぞれの子どもの口腔内常在菌の骨格が出来上がるとされています。
子どもの頃は問題があっても殆どの場合歯肉に限局した赤く腫れぼったい歯肉炎という状態です。はっきりと歯周病となると歯肉辺縁、歯肉縁下に炎症、潰瘍といった形で歯槽骨にまで及ぶ口の中にダメージを与えるのです。その上全身に色々な悪い影響を及ぼすようになります。
歯周病菌や歯周病によって生まれる物質が慢性炎症や潰瘍の部分に接しているので血液によって全身に運ばれるのです。糖尿病や動脈硬化、誤嚥性肺炎、認知症などとかかわっているのではという報告があります。