2019年6月 No.407 子ども園へ歯科健診に行ってきました
先日、園医をしているこども園へ毎年行っている年度初めの歯科健診に歯科衛生士と行ってきました。
幼稚園から子ども園になって数年が経ち、初めの頃はなんだか違和感がありましたがかなり馴染んできたように思います。
以前は3歳児から5歳児まででしたが、今では0歳児からということで、人数も増えたこともありますが、2,・3歳児は一人の子が泣き始めたら周りに伝播して大賑わいでした。
私は、この歯科健診は最近の子どもたちのむし歯の状況をはじめ、健康状態などの様子が把握できるので毎年楽しみに出かけます。
私はこの園の園医を請けてからもう30年以上になります。
この間、子どもたちの口の中はむし歯だらけの状態で、どうしたものかと園長先生と相談したものでした。
その昔、子どもたちにビタミンを補充するために甘い肝油ドロップをあげているのを知り中止するよう進言したこともありました。この幼稚園独特のむし歯要因だったようでした。
今ではむし歯はごく一部の子どもだけで、大きなむし歯で歯茎を腫らしている子どもなどは一人もいません。
最近は、歯並びに問題のある子、しっかり噛めない、飲み込めない、ローソクの火を消せない、といった口の機能に問題のある子が増えているのです。
口腔機能不全についてもっと積極的に対応してゆく必要があるように感じました。