2020年6月 No.419 低学年の子に伝えるスマホの使い方
2013年冬に日本小児科医会が「スマホに子守をさせないで!」というポスターを作製し、スマホは便利なものですが、使い方に注意が必要だと話題になり当院でも長い間待合室の壁に貼っていました。
赤ちゃんの時からスマホのある生活を送ってきた今の子ども達ですが、コロナウイルスによる学校休校を機に、子どもがスマホを使えるようにした家庭が増えたようです。
小学校高学年以上でインターネットやSNS でトラブルに巻き込まれずに使うには、低学年からの親の関わりが重要だと日経DUALで専門家の助言が載っていました。
低学年の子どもがスマホで利用するのは
ネット動画とゲームがほとんどで正しい付き合い方を子どもに分かる言葉で伝える必要が
あります。大切なのは上から押し付けるのではなく、子どもに響くアドバイスをすることです
親が言ってはならない3つの言葉があるということです。
① いつまでやっているの!?
親は子どもが自制心で止められないことを前提に時間を決めての利用を提案する。
② もうスマホを使わせないよ!
子どもに自分の生活や健康に無理のない範囲でスマホを使っていると自覚させることが大切。
③ 勉強もしないでスマホばっかりやって!
ネット動画やスマホゲームは悪で勉強は善だという「親の価値観」の押し付けではなく、子どもにはスマホやパソコンなどを駆使し、ネット社会とうまく付き合うすべを伝えなくてはならない。
ゲーム依存症が深刻な社会問題になって久しい。