2022年12月 No.449 コロナ禍だからこそ大切!歯と口の健康づくり
コロナ禍での歯科受診、皆さんどうですか? 感染する・させてしまうリスクを考え、受診を控えている方が多いのではないでしょうか?
日本歯科医師会が行った調査によると、歯科受診・定期的チェックを受けることに対して 63%の 方が「不安あり」という結果がありました。また、不安があると答えられた方の理由は、「口を開 く必要があり、感染リスクがあると思う」「近い距離で治療や検査を受けるため」といった意見が多い結果となりました。
同調査では、コロナ禍での外出自粛などにより、人との会話の減少や間食の増加を感じている人が増えていました。このような生活の変化は、口を動かす機会が減ることで唾液の量が 減り、口腔衛生状態の不良を招くため、むし歯や歯周病の悪化が心配されます。
むし歯や歯周病は、自覚症状のないまま進行することが多く、重症化してから気づいても治療 期間が長くなってしまいます。さらに、口腔の健康は全身の健康にも影響 を与えることが分かってきました。口腔の健康を維持するためには、定期的に歯科医療機関を受 診することが大切です
下の表は愛知県大府市での3歳児のむし歯罹患率、生活習慣の状況です。 コロナ禍が始まる前の平成30年から令和元年度は罹患率は減っていましたが令和2年には7.8%といっきにむし歯罹患率が1.8倍以上に増え、生活習慣も乱れているのが分かります。