2022年9月　No.446 大阪府9月中にコロナ感染者全数把握見直しへ

　新型コロナ感染第７波で身近に濃厚接触者、感染者が続々発生する状況下、コロナ患者の全数把握をめぐり、厚労省は医療機関や保健所の負担を軽減するため、緊急の措置として都道府県の判断で患者の氏名や連絡先などの情報を国に報告する「全数把握」を高齢者など重症化リスクのある人に限定できるよう見直します。

　届出をしなかった軽症者の情報把握が困難になって入院調整などが滞る恐れがあり、そのフォローとして府は自宅療養者らが体調悪化時に連絡できる窓口の態勢を強化するという見直し案を作成しました。

　この全数把握見直し案に移行した場合現在の新規感染者の約75％が発生届の対象から外れることになるようです。

　見直し後は報告の対象外となる感染者に対する入院調整や、自宅療養時の配食サービス の手配などへの対応が課題となり、自宅療養者が体調悪化時などに相談する専用窓口「自宅待機SOSコールセンター」などの機能を拡充し入院調整や療養支援を一括で担う案などを考えているようです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ー院長ー