No.061 こつこつと”くりあー”61号
大橋小児歯科院内誌”くりあー”は、今月で61号を迎えました。
まる5年間、一回も欠けることなく、遅れることもなくやって来られたのは、 読者の患者の皆様、そして大橋小児歯科スタッフの方々のお陰だと感謝しており ます。また、この7月31日には、カルテ番号が10,000に達し、開院以来1万名 もの子供達が来院されたことになり、こつこつやって来れば、いつかはその時が 来るのだなあと、つくづく思う次第です。
今日までやってくる間にはいろいろな事がありましたが、良いこと、悪いこと、 それぞれみんな今ではなつかしい思い出です。
こつこつとやって来た事の中でもう一つお話ししたい事があります。私のライ フワークのテーマは小児の育児環境と虫歯の関係を解明することなのですが、こ の度、それらの調査結果を元にして、お母さんアンケートを実施し、その結果か ら虫歯予防診断書を発行するコンピュータシステムの開発にこぎつける事が出 来たことです。10数年来、何とかして作り上げたいと思っていたものです。今 から考えると、まだまだ大したことではないようなものですが、小児歯科の診療 を続けながら、その合間をぬっての仕事でした。近々、待合室にでもお目見え致 します。
ところで、現在までのその結論は、といいますと、ご家庭での虫歯予防は、と どのつまり何かと申しますと、夜寝る前の歯磨きを、ある程度のレベル(舌で歯 をなめて見てツルツルになっている状態など)まで上手に、こつこつ毎日、毎日 欠かすこと無くすることであり、磨いた後は、お茶、お水以外は何も食べないこ と。すなわち、寝ている間の口の中の清潔を保つことが先ず第一に心がける事で あり、これなくして、虫歯予防は始まらないようです。
今日から、また、次のステップに向かってこつこつとやって行きたいと思いま す。今後とも”くりあー”ともどもよろしくお願いいたします。