No.113 深めたい食品知識
先日、皆さんに書いていただいている食事調査を見ていて気になったことです が、コーヒー牛乳、フルーツ牛乳などの乳飲料をよく飲ませているお宅が多いよ うです。どうも牛乳という名前がついているので牛乳そのものを飲まない子の場 合、その代わりに飲ませているようなのです。実際、牛乳は飲まないけれどもコ ーヒー牛乳なら飲んでくれるのでと言われるお母さんが居られます。もうご存知 だと思いますがコーヒー牛乳などは乳飲料と言って生乳の割合は、わずか20~ 25%で、その他は、脱脂粉乳、脱脂乳を混ぜ、それにコーヒーやフルーツに類 似した食品添加物と砂糖を添加したものなのです。ですから、乳飲料は牛乳と呼 ぶに値しないと言う人もいるのです。最近では、牛乳そのものでも半数以上の牛 が農薬、抗生物質に汚染されているといわれているのです。せめて牛乳ぐらいは そのものずばり飲ませたいものです。少し味をつけるにしても何か果物でつけた いものです。
これも先日のこと、当院の歯科衛生士が加工食品についてのアンケート調査を いたしました。その詳細は後日報告することと思いますが、加工食品と言えばイ ンスタント食品、レトルト食品、冷凍食品のようなものが思い浮かびます。さす が、小さいお子様を育てておられるお母様方のことですから、思っていたほどそ れらの食品をつかっていないような回答結果だったようです。しかし、もう少し 詳しく調べて見ればハム、ソーセージ、ちくわ、など色々な加工食品を使ってい ても、使っていると認知していない場合が多いのです。
加工食品で一番気になるのが、やはり食品添加物だと思います。今どき食品添 加物をまったくとらずに3度の食事を作ることは不可能に近いでしょう。しかし、 毎日毎日の食事のことですから心の底にできるだけ添加物の少ないもの、できる だけ自然のもの、できるだけ同じものに片寄らず多くの種類のものを使って料理 するように心がける事が、それらの害を薄める効果的な、そして最も現実的な方 法だと思います。その上に個々の食品についての知識を深めることが肝要だと思 います。このクリアーでもこれから折に触れ勉強していきたいと思います。