大橋小児歯科医院のご案内

■所在地
〒592-0002 大阪府高石市羽衣1-6-31ルネ羽衣1F
■連絡先
072-265-3231
■診療科目
小児歯科|一般歯科|矯正歯科
■診療時間
午前9時~12時
午後1時~17時半
※木曜日の16時~20時は矯正歯科をおこなっております。
■休診日
木曜日、日曜日、祝日
■交通
南海本線 羽衣駅より徒歩3分
阪和線 羽衣駅より徒歩3分
■駐車場
3台分あり

No.148 つまようじ資料室に行って!!

先日、河内長野市の「つまようじ資料室」という所へ行って来ました。

はじめは、爪楊枝といえば少しは歯科と関連があるのではないか、といった軽 い気持ちで行ってみようと思ったのです。

しかし、資料室へ行って驚いたのは、爪楊枝を製造している会社の一角に資料 室を作って展示しているのですが、世界各国の爪楊枝とともに、紀元前の時代の 物から象牙でできた物や、宝石を散りばめたケースに収めて、ネックレスにした 物など、いろいろな物が、蒐集展示されていているのです。世界的には古代から 耳掻きと爪楊枝は上流社会の清潔グッズだったことがうなずかされました。

その会社の社長さんのお話では、最近では料理用の丸い爪楊枝は製造せず、三 角楊枝という二等辺三角形の形をした物をもっぱら作っているとのことです。二 等辺三角形の斜辺を使って歯と歯の間の掃除をし、底辺の部分で歯肉のマッサー ジをするのです。また、歯と歯肉の健康のために、今では、歯間部の掃除のため に歯間ブラシを作るとともに、使い捨てのフロスを製造しているとのことでした。

私は診療室で、患者さんに歯磨きについてかなり積極的に指導をしているつも りなのですが、爪楊枝を作る企業が、こんな所で虫歯予防、歯周病予防のため、 一生懸命努力されているのを見て正直言ってびっくりしました。

さて、爪楊枝についてですが、日本には奈良時代に仏教と共にインドから中 国・朝鮮半島を経て伝わりました。当時は歯木と呼ばれ、木の一端を噛んで毛筆 の毛先状にした物で、そもそも、お釈迦様(紀元前500年頃)が弟子達にこの 歯木で歯を清潔にする事を教えられたそうです。

僧侶が常に身につけておくべき「十八物」の第一番にあげられているのが楊 枝だそうです。口を漱ぎ、身を清めることが信仰者の心得の第一条件であり、口 腔のみならず保健衛生思想の第一歩であったことがうかがえます。

連絡先

TEL:072-265-3231