No.152 防ぎたい子どもの肥満
先日テレビで「親が防ぐ子どもの肥満」というお話しをしていました。 当院 に来られるお子さんの中にも、急に肥満になって来られる子がいます。本人が一 番気にしているはずですから、診療室ではあまり言わないようにしていますが、 気になるケースが結構あります。保護者の方はやはり気をつけてあげてほしいも のです。
では、肥満がどうして悪いのかといえば、それはやはり、いろんな病気の原因 になるからです。その上、社会生活上、心理的にも決してよい影響を与えないか らです。
また、子どもの肥満の80%は肥満成人になることです。大人の肥満は脂肪細 胞の数はそのままで一つひとつの細胞が大きくなるのに対し、子どもの肥満は脂 肪細胞の数そのものが増えてしまうからです。
子ども時代だけの肥満では済まされず、一生の問題となるのです。 大人の肥満よりももっとたちが悪いのです。 そのテレビを見ながら、子どもの肥満を防ぐ食生活についてメモ書きをしまし
た。
1食べるものを食べる量はいつもきちんと決めておく。 2脂肪、蛋白質は必要量を十分食べさせる。
3よくかんで食べる。
4日本食の献立を多くする。
5緑黄色野菜を十分食べる。
6低脂肪乳製品を利用する。 以上のように6項目にまとめておられましたが、それら食事で気をつけること
を子どもだけに押し付けるのではなく、家族全体が注意し、家庭全体が健康的に してほしいものです。
肥満を防ぐのは、言うは易いが、一旦なってしまったものは、それがその人の、 家庭の食習慣になっているだけに、非常に難しいものです。
私も前に書きましたが、何とか高コレステロール症は克服したようですが、少 し太りぎみですというサインついたままです。毎日お風呂上がりに、体重、脂肪 計をのぞいては、ため息のつく毎日を過ごしています。食べる量をセーブし、運 動を心がければよいのですよネ!!