大橋小児歯科医院のご案内

■所在地
〒592-0002 大阪府高石市羽衣1-6-31ルネ羽衣1F
■連絡先
072-265-3231
■診療科目
小児歯科|一般歯科|矯正歯科
■診療時間
午前9時~12時
午後1時~17時半
※木曜日の16時~20時は矯正歯科をおこなっております。
■休診日
木曜日、日曜日、祝日
■交通
南海本線 羽衣駅より徒歩3分
阪和線 羽衣駅より徒歩3分
■駐車場
3台分あり

2003年5月 No.172 何でも食べられるように楽しい食事を

毎日の診療中お母さん方とお話をしていますと、この子は野菜嫌いで困って います。どうしたらいいのでしょうかなどとよく相談を受けます。今回は月刊 「小児歯科臨床」特集:偏食、を参考に子供の偏食、好き嫌いについて少し考え てみましょう。

先日、偏食についてのアンケートを小児主体の開業医 51 人に行った結果で すが、偏食についての相談内容は

1野菜嫌い(33)2肉嫌い(10) 3魚嫌い(9) 4白いご飯ばかり食べ る(8) 5好きなものしか食べない(23) 6やわらかいものしか食べない (27)7その他(13)

という結果が出ました。 けっこう偏食についての相談があることが伺えます。 先ず、偏食の本当の意味はといいますと、たとえば野菜を全く食べないとか、

パンだけしか食べられないといった、それが人並みはずれて極端に食べられる 食品が限定される場合に偏食といいます。

これは乳幼児期に体験する食品の種類が単調であったため、いろいろの食品 のまたは特定の食品を学習するチャンスが少なく、適応できなかったことが原 因です。

偏食という用語を厳密に使えば本当の偏食は極少数に限られそうです。

一般的によく相談を受ける野菜嫌い、例えばピーマンが嫌いということは、 未だ食べられるようになっていないということで、食品を好んで食べられるよ うになるのは、言葉の発達などと同じように、学習発達現象で、その後の機能発 達や学習効果でしだいに食べるものが多くなり、嗜好の幅が広がっていくもの です。

いろいろな食品をおいしく食べられるようになるための嗜好の発達には、離 乳期以降の多種類、多様な食品摂取が大きく影響します。

くりかえし食べることによって、その食べものがおいしい、快いと受けとめ るようになっていきます。楽しい食事体験としての蓄積が大切です。

連絡先

TEL:072-265-3231