2003年7月 No.174 高齢化時代を健康に生き抜くために
あけましておめでとうございます。 西暦2000年の幕開けです。
2000年問題が騒がれていましたが大した問題も起きなくてよかったと思 います。
今年は春には介護保険が始まります。少子高齢化時代に則していろいろな事 が実行されようとしています。
これまで私たちが経験したことのない問題に対して立ち向かって行かねばな らないのです。この方が 2000 年問題よりももっと大きな問題なのです。
私の医院に来られている子供たちは、まさに彼らが成人し、一人前になる頃に は少子高齢化時代の真っ只中ということになるのです。
その時代は本当に大変な時代になるという人が大半ですが、それ程でもなく 高齢者がいきいき働き、老人力を発揮する時代だという人もいます。
いずれにしても、今の子供たちが元気で健康でなければ大変なことには変わ りがありません。
私は常々思うのですが、口の中の健康を維持する事は、体全体の健康を維持 する事につながり、また、口の中の健康を保つことの日々の努力は、他の体の 健康を促進することのよいお手本になると思うのです。
小さい子供の頃から虫歯にならないように毎日歯を磨いたり、フッ素でうが いしたり、またよく噛んで、味わって食べる事の習慣付けはとりもなおさず、 他の健康習慣の基本となるのです。
今の子供のことも大切ですが、お父さんお母さんご本人も他人事ではありま せん、子供さんよりも先にご自分の問題としてのしかかって来るのですよ。
ご家族みんなで健康増進のため、心がけていただきたいものです。
そのために少しでもお役に立てればとスタッフ一同みなさんと一緒に今年も 頑張ります。