2004年6月 No.185 子どもの歯が抜けたらどうするの?
先日、私が属するスタディグループの大阪小児歯科専門医臨床研究会のホームページへ次のようなメッセージが入りました。
> メッセージ : 小学校の課題です。 世界の子供たちの歯がぬけたらどうするの? 乳歯がぬけたとき、そのぬけた歯を、みんなどうしているのでしょう 世界の風習や言い伝えを調べたいのですが…?
日本では、上の歯がぬけたら「縁の下へ」、下の歯がぬけたら「屋根へ」と言うのがありますが…?!
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こんな質問が来ましたが、私の診療室でもたまに永久歯がゆがんで生えてきたので邪魔な乳歯を抜いたときなど、その歯をどのように処分したらいいのですかと尋ねられることがあります。
私の診療室で歯を抜いた時は、本人に持って帰ってもらうようにしています。
なかには気持ちが悪いといって持ち帰らない人もありますが、ほとんどの場合は持ち帰っておられます。
それら乳歯を保存されておられる人もいます。 小さなプラスチックのケースに全部きちっと大切に保存されていました。
受付でも希望者にはかわいい歯の形をした木製の保存ケースを販売しています。
日本ではこの質問者の言われるように、上の歯がぬけたら「縁の下へ」、下の歯がぬけたら「屋根へ」と言うのを聞きますが、最近の住宅事情では縁の下や屋根といっても難しい問題です。
お宅ではどのようにしておられますか?
ほとんどのケースはしばらくは小さな入れ物にでも保存していてもいつの間にかどこかに紛失しているのが現実のようですが、あまり夢のない話です。
世界中で多いのは枕の下において寝るとあくる日にはコインに変わっていたとか、キャンデーに変わっていたという事です。
このことについては http://www.netlaputa.ne.jp/~tokyo/ha.html
「異なる文化を楽しみながら学ぶ事典」に世界中の例を載せていますから一度アクセスして見て下さい。