2005年11月 No.202 かかりつけ歯科医を持とう!
高石市では平成 14 年度から、かかりつけ歯科医機能推進事業を実施するこ とになりました。
現在、私が会長をしている高石市歯科医師会が中心になって、今後地域の歯 科医療をかかりつけ歯科医という観点から充実させるために色々な事業を展開 させます。
折しも、この 4 月から健康保険でもより一層かかりつけ歯科医を普及させよ うと改正されました。
そのため、ほとんどの歯科医院ではこの 4 月からかかりつけ歯科医の登録、 実施していることと思われます。
高石市のかかりつけ歯科医機能推進事業では
1 かかりつけ歯科医啓発
2 母子歯科保健事業における健診事業と診療所との連携
3 成人歯科保健事業における健診事業と診療所との連携
4 高齢者および障害者歯科保健推進事業
5 研修会、講演会の実施 このような事業を実施し、かかりつけ歯科医を持とうと呼びかけるのです。 「かかりつけ歯科医」とは、皆様が健康で快適な食生活を過ごすため、相談 や診療ができる身近な歯医者さんのことです。 では患者さんの方から、かかりつけ歯科医がいればどのようないいことがあ るのでしょうか。
1 からだの健康と同じように、歯の健康を守るためのかかりつけ歯科医を
決めておけば、いざという時安心です。
2 かかりつけ歯科医は、患者の病歴や体質を知っています。
3 日常の歯の健康管理についてアドバイスがもらえます。
4 歯科医との間によい人間関係が生まれ、急を要するとき適切な指示がも
らえます。
5 慣れているからリラックスして治療が受けられます。
6 かかりつけ歯科診療所には支援病院があります。手に負えない大きな病
気の場合には、病診連携で適切な病院をスムースに紹介してもらえます。 以上のように、かかりつけ医を持つことは、これからの歯科の常識になります。