21 世紀における国民の健康づくり運動“健康日本21”が平成 12 年に発足 したのに続いて、大阪府は平成13年から府民の健康づくり運動として“健康 おおさか21”を展開しています。

今年 8 月、健康増進法が国会を通り、地域でも独自のプログラム作りを進め ています。

先日、“健康たかいし21”を進める会合があり出席しました。

高石市でも市民が健康な生活を送るためにはどのような具体的な目標と、そ れを実現するために地域がどのような対策を立てればよいのか、という事で、 地域の各種団体の方々、市の関係部署の人を中心に会合が持たれました。

私は高石市歯科医師会の代表として出席したのですが、その会合の中で健康 対策として皆さんが最も関心が深かったのはやはり、運動不足を何とかしたい というものでした。

私は歯科医として、むし歯や歯周病などに悩む事なく、一生自分の歯でおい しく何でも食べられるようになれば、という思いで参加していたのです。

しかし、私がそんなことを何も口に出して発言する必要が無いほど参加者の 皆様の中から、そのような声が聞かれました。

この度の“健康日本21”に健康づくりの基本は従来の 1栄養、2運動、 3休養、に加えて4アルコールを控える、5歯の健康 が取り入れられました。 歯の健康は、ただ単に痛いむし歯を治す、歯周病を治療するという問題では なく、健やかな生活を送るのに重要だと認識されるようになった事は、非常に いい傾向だと思います。健康づくり運動を成功させるためにも歯の健康を維持

する必要がありそうです。 歯の健康を一生維持するためには、やはり子どもの時から良い歯の健康習慣をつ けることが必要です。