2008年12月 No.279 今年で20周年!8020運動
皆さま存知の「80歳になっても20本、自分の歯を保ちましょう」という8020 運動は日本歯科医師会と厚生労働省が共同して、平成元年からスタートし、今年 で20周年になり、かなり国民の中に浸透してきました。
この働きかけは、一生自分の歯で楽しい食生活と健康な日常生活を目標に、子 供のころからの正しいデンタルケアと青年期のセルフケアの重要性を打ち出し ています。息の長い運動ですが、予想より早いスピードで成果を挙げ、平成17年 度には8020達成者が2割をはるかに超え、8020運動ほど成功した国民運動はない とさえ評価されています。
日本はかつてない高齢化社会を迎えましたが、元気に長生きしてするために も、食べることは命の源であり、おいしく食べることは生きる意欲の源であり、 しっかり噛んで食べることは健康の源です。
8020運動は一朝一夕で達成される高齢者のではなく、子どもの頃からの運 動でもあるのです。この数年、小児のむし歯の減少、軽症化が進んできてはいま すが、世界的に比較すると、まだまだ日本はむし歯が多いのです。
☆ むし歯の早期発見、早期治療、そして長期管理をしましょう。
☆ かむことは、全身の機能への重要な役割を果たしています。
☆ 積極的にむし歯の予防を心がけましょう。
この象徴的な記念年を期に、国民の生活を支える国民運動として、更なる飛躍 が望まれます。
-院長-