2009年2月 No.281 インフルエンザにご注意

今年もインフルエンザの季節がやって来ました。各地で罹患のニュースが報道されています。
先日、私もインフルエンザのワクチンを接種して来ました。スタッフも全員何週間か前に接種しました。といっても今回接種したワクチンは3種混合で、従来型のインフルエンザに対しては大体有効ですが、恐ろしい新型には効きません。
日本におけるインフルエンザの流行・拡大は、小学校で始まると考えられています。 小学生は罹患率が高く、それが家庭で成人や高齢者に感染していきます。
高齢者は、罹患率は低いのですが、逆に死亡率は高く、インフルエンザは 高齢者にとって「老人の最期の生命のともし火を消す疾患」とも言われています。

▼インフルエンザの年齢
別罹患率および死亡数11月20日の朝日新聞によると、新型インフルエンザ対策として厚生労働省の専門家会議は、感染者が１人でも確認された時点で、都道府県単位で学校などを休校とする指針を決めたということです。ウイルスが流入した初期段階で、感染拡大を抑制する目的です。年度内にも関係省庁との連絡会議に諮り、政府合意を目指すということです。

日常生活でできる予防法
日常生活ではまず、①体調を整えて抵抗力をつけ、② ウイルスに接触しないことが大切で、外出後の手洗いとうがいの励行。また、③インフルエンザウイルスは湿度に非常に弱いので、室内を加湿器などを使って適度な湿度に保つことは有効な予防方法です。
インフルエンザは普通の風邪と違って怖い感染症です。特に小さなお子さんの場合、処置が遅れると、インフルエンザ脳症をはじめ様々な合併症や重症化を招く恐れがあります。ご両親をはじめ 周りの方が注意してあげてください。

－院長－