2011年10月 No.313 ピロリ菌の除菌に成功

6月号でピロリ菌の除菌を始めた事を書きました。
ランサップ400という薬を朝夕1日2回1週間飲みました。薬はカプセルと錠剤で私には何の副作用もなかったようです。その後1か月後に除菌に成功したかどうかの検査に行きました。検査方法は尿素呼気検査で最も精度の高い検査方法だという事でした。
尿素呼気検査は尿素を含んだ検査薬を内服し、服用前後で呼気に含まれる二酸化炭素の量を比較する検査方法です。
ピロリ菌は尿素をアンモニアと二酸化炭素に分解して、アルカリ性のアンモニアを体にまとい、酸性の胃の中を動き回ります。そのため、大量に残った二酸化炭素は呼気として排出されます。
その尿素呼気検査は次のような順番に行われました。
1 検査薬を飲んでいない状態の息を採取します。
2 検査薬を飲んで、口をゆすぎます。
3 5分間、左を下にして横になり、胃に検査薬を広げます。
4 15分間、座った姿勢で化学反応が起こるのを待ちます。
5 再度、息を採取して、機械で分析すると結果がわかります。
息の採取では袋に息を吹き込むだけで簡単です。試薬使用前と使用後、2つのパックを使いました。
試薬は100ccの水に溶かして飲みました。副作用や安全性に問題もない薬とのことで、特に味がするのでもなく、普通の水と変わりません。
検査後4～5日で結果が分かり、無事マイナスという事でピロリ菌の除菌に成功したようです。
特に胃の調子が良くなったという事もないのですが、何十年もの間気なっていた物がなくなりほっとしました。水虫の白癬菌ともども簡単に除菌できるのですから心当たりのある方は、思いついたら実行されたらと思います。

－院長－