大橋小児歯科医院のご案内

■所在地
〒592-0002 大阪府高石市羽衣1-6-31ルネ羽衣1F
■連絡先
072-265-3231
■診療科目
小児歯科|一般歯科|矯正歯科
■診療時間
午前9時~12時
午後1時~17時半
※木曜日の16時~20時は矯正歯科をおこなっております。
■休診日
木曜日、日曜日、祝日
■交通
南海本線 羽衣駅より徒歩3分
阪和線 羽衣駅より徒歩3分
■駐車場
3台分あり

2012年8月 No.325 気になる歯肉炎

最近むし歯の子どもが減って来たのに対し、学校、幼稚園などの健康診断結果で、GO,Gという事で診療所へ来られる人が増えています。
これは歯肉に炎症などのチェックが掛かったことを示しています。
一般的に、歯肉炎(Ggingivitis)は、無症状であることが多く、痛みはほとんど無いのが特徴です。しかし、「歯肉がむず痒い」「口の中がねばねばする」「歯磨きをすると血が出る」などの自覚症状が見られることもあります。歯と歯の間、歯の周りの歯肉が腫れて赤くなり、指で触ると「ぷよぷよ」している。また、歯肉炎の部位には、歯垢や硬い歯石が付着していることが多いのです。
痛みなどのはっきりした自覚症状が無いので、歯肉炎は放置されることが多いのです。この状態が何年、何十年と経過すると、やがて歯肉の炎症がさらに広がり、進行すると歯を支えている骨が壊され、歯の揺れが出てきます。これを歯周炎といい、より重症になると歯がぐらぐらになり抜けてしまうことになります。
進行がゆっくりした慢性疾患なので、若年性歯周炎という特殊な場合を除いて子ども時代はほとんどの場合歯肉炎です。
歯肉炎は、幼児期から中高生までに広く見られますが、適切な歯磨きなどで発赤や出血は改善するので、早く気づいて対処したいものです。
健診で指摘されたGO(GObservation):歯周疾患要観察者:とは歯垢の付着と歯肉の軽度の炎症が見られるが、歯石沈着は無く、生活習慣の改善と注意深い歯磨き等によって炎症が改善されるような歯肉の状態の者をいいます。
GOを指摘された人は、現在明らかな歯肉炎ではないが、口腔環境が悪くなると歯肉炎になる可能性が高いので、できるだけ、こまめに本人や保護者が経過観察する必要があるのです。

―院長―

連絡先

TEL:072-265-3231