2012年9月 No.326 子どもは何故ピーマンが嫌いなのか?
子どもの偏食についてお聞きすると、一番多いのが野菜、その中でもピーマンが飛び抜けて多いのです。子どもはだれしもピーマンが嫌いなものです。
ではどうして、みんな嫌いなのでしょうか。
それは、子どもの「自己防衛本能」が働いているからだといわれています。
緑色のものや苦いもの、といったものの中には毒があるものがたくさんあります。だから子どもは、ピーマン=緑色で苦い=毒かもしれないと、生きるために身に付けた本能で考え、それを拒もうとするのです。ゴーヤやネギも嫌いな子が多いのは同じ理屈だといえます。
こういう理由で子どもはピーマンが嫌いなのだとすれば、ピーマンを食べなければならない重要な理由が特に見当たらなければ無理矢理食べさせる必要がないともいえます。
野菜の摂取不足が言われる昨今、子どもの言うがままに任せてはいられない。
それでもピーマンが食べられるようにしたいと考えるお宅も多いと思われます。
「目がテン!」というテレビ番組が見つけた、ピーマンをおいしく食べる三箇条が紹介されていました。
ピーマンを苦手な子にも食べさせる三箇条!
(1)縦に切れ、(2)油通しせよ、(3)へたが6角形のものを使おう!
この方法で調理したピーマンを、筋金入りのピーマン嫌いの12人の保育園児に食べさせてみたところ、見事、8人の子が口にしてくれたとの事です。
反応も「おいしい!」だったとか。一工夫していては如何です
―院長―