2012年11月 No.328 増えている子どもの摂食障害
先日NHKの朝イチという番組で子どもの摂食障害について放映されていました。以前から気になっていた問題だったので興味深く見ました。
「摂食障害」の中でも、食べることを拒み、激やせする女性の低年齢化が問題となっています。
最近では、首都圏に住む小学6年生女子の千人に1人が摂食障害になっているとの調査結果も出ています。その背景にあるのは自分の体型の「やせ願望」です。
●子どもの摂食障害 ありがちなサイン
このような行動をとっていたら、摂食障害の可能性があります。
★“これは大人が「痩せて美しくなりたい」”と思っていることの子どもへの反映です。
★“女の子だけではなく、男の子もなります。既にサインがでている場合専門家のもとへ、本人が行けない場合は家族が相談するようにしたいです。
●成長期の摂食障害がひき起こす後遺症
摂食障害の場合、過食か過食嘔吐で長年苦しむ人の方が圧倒的に多いので、過食に移行する前に気付いて適切な治療ができればいいのですが、しかし、拒食状態のときには自分が病気であることや痩せているということを認めないので余計厄介です。
●子どもの摂食障害 気づきのポイント
治療に正解のない病気だからこそ難しい。
「摂食障害は診られません」という精神科医もいるらしい。
本人の「治したい」という気持ちと、それに伴走してくれるような医師やカウンセラーとの出会い、家族の支えや友人の存在が大切です。
―院長―