2013年2月　No.331 角膜炎に罹って

昨年の年末のことです。数日前から少し目がしょぼしょぼして何かおかしいなと思っていたのですが、日曜日のお昼頃から①目にごろごろとした異物感があり、②それが激しくなると痛いのです、③目から涙がたくさん出ました。たまらなくなり開きにくい目を開き鏡を見ると　④白目の部分が真っ赤に充血していました。目のこのような経験は生まれて初めてです。眼やにはそれほど出ていなかったようです。日曜日で眼科も開いていないし、目を開けているのも大変なので安静にして布団に入って休んでいました。
それにしても、このままでは月曜日の診療ができません。気になりながら月曜日の朝がやってきました。目の症状はそれほど悪化はしていないようなので、何とか薄眼を開けて、サングラスをかけて殆ど片目で、用心深く車を運転して診療所へやって来ました。
その日は月曜日で午前の患者さんはそれ程多くもなく、泣いたりするややこしい子もなく何とか終わることができホッとしました。
歯科の診療は目が見えなければどうすることもできません。目の大切さを痛感した次第です。
お昼休みに近くの眼科で診てもらいました。自分自身が眼科を受診するのは初めてです。視力検査、眼圧検査の後診察を受けました。細隙灯顕微鏡検査で眼を拡大してモニター上で見ると一目陵然角膜が炎症を起しているのが分かりました。病変部は混濁し、角膜に浮腫を起していました。
画像を見ながら丁寧に説明を聞き納得しました。
角膜炎を起した直接の原因は分かりませんが、抗生物資で原因菌をたたき、ステロイドの点眼薬を処方していただき、明くる日には薬が奏功して快方に向かい３日後には殆ど症状はなくなりました。
年齢とともに視力が落ちてくるようですが、歯科医は目が命だと改めて思い知らされました。皆さんも目を大切にして下さい！！

-院長-