2013年3月 No.332 歯の妖精(Tooth fairy)
歯の妖精とは、抜けた乳歯を枕元に置いて寝るとコイン(場合によってはプレゼント)に交換してくれる妖精の事です。
西洋においては、抜けた乳歯を枕の下に入れて寝ると、翌朝歯の妖精がそれをコイン(アメリカではクオーターが多い)あるいはプレゼントに交換してくれるという言い伝えがあります。
日本では、抜けた乳歯を、上の歯の場合には床下に、下の歯の場合には屋根に向かって放り投げると後に丈夫な良い永久歯に生え替わると言い伝えられてきました。
この歯の妖精になぞらえて歯の治療で役目を終えた金属も、子どもたちを喜ばせる素敵なプレゼントにかえられたら、と いう思いから日本歯科医師会の協賛で日本財団が2009年から「歯の妖精」というプロジェクトを起しました。
患者さんの協力を得て受領した歯科撤去物を換金して、寄付金として受け入れ、ミャンマーの山岳地の学校建設や、国内の小児がん治療の支援などに役立てています。
小児歯科治療では、最近は金属を使う事は本当に少なくなりましたが、以前に入れた物で歯の生え替わりで抜けた物があります。
大橋小児歯科では少しでも社会貢献ができたらと、このプロジェクトに参加しています。
金属の入った脱落乳歯で処分に困っている物があればお持ちください。また診療所で抜歯した場合ネズミの容器で持って帰っていただいていますが、金属があればご寄付いただければと思います。
-院長-