2014年8月　No.349 夏に起きやすい「子どもの事故」

　暑い日が続きます。夏は、子どもの事故が起きやすいことをご存じでしょうか？　ちょっとしたスキで死亡事故につながってしまうケースもあるので、注意が必要です。HPを参考にまとめてみました。

■ビニールプールでは、お子さんから絶対に目を離さない！
暑くなると、お子さんが喜ぶものは”ビニールプール”です。ところが、東京消防庁の発表によると、平成19年から23年までの6月から9月に発生した”溺れる事故”（自損、浴槽内を除く）のうち、9歳以下の場合は、1位プール、2位河川に続いて、3位にビニールプールが入っているのです。
ちょっと目を離したスキに子どもが溺れてしまう危険性がありますので、保護者の方が必ずそばにいて、よく見てあげるようにしましょう。

■マンションの宅配ロッカー付近で、子どもを遊ばせない！
暑い日は室内での遊びが増えるもの。マンションの共用部分で遊んでいるお子さんも見かけます。
「夏の盲点！子どもが遊び半分で入るアソコに命の危険」それは”宅配ロッカー”。大きな荷物が入れられ、外からロックすることができてしまうので、お子さんが”かくれんぼ”などの遊びで隠れてしまうと、簡単に脱出できなくなる危険性があります。お子さんには、宅配ロッカー付近で遊ぶことのないように、よく言い聞かせましょう。

■スーパーボールやアメを飲み込むと、窒息の危険性が！
また、お祭りや縁日などでも要注意です。「万一スーパーボールを口に入れて飲みこんでしまうと、お子さんが窒息する危険性があります。死亡事故も起きています。
似たようなケースでは”あめ玉”にも要注意。0～5歳児が食品を喉に詰まらせたことによる事故のうち、アメ類が、ごはんやお菓子、野菜、ミルクを押しのけてトップにあがっています。お子さんがあめ玉を食べているときに、転んだり、間違って飲みこんだりすることのないように、十分気をつけましょう。　ペットボトルのキャップやラベルも要注意です。
お手元の育児手帳の後ろの方に子どもの口に入って危険なものの大きさの目安として丸い穴のあいた堅い紙のページがあります。穴を通る大きさのものは子どもが飲み込む危険性のある物です。参考にしていただければと思います。
いかがでしたでしょうか。夏は遊びの幅が広がる楽しい季節ですが、同時に、お子さんの周りに危険が増える季節でもあります。事前に危険なことを頭の中にいれておき、保護者の方が十分にお気をつけて、楽しい夏をお過ごしください！