2015年1月 No.354 子どものむし歯の問題を克服した小児歯科
今年最初のタイトルは少し大げさに書かせていただきましたが、皆様如何でしょうか?
私たち小児歯科臨床に携わっている仲間たちの集まりで最近よく出る話題は、最近本当にむし歯の酷い子がいなくなったなあ!あれほどたくさんいた子どもの患者はどこへ行ったのか!午前中の子どもの患者が激減だ!午前中の患者が埋まらないのでいっその事午前は休診にして、今までやりたかった趣味をやり始めたよ!。矯正の患者を積極的に受け入れるようにしている!大人の方が診てほしいというので、積極的に診るようにしている・・・。
私が大橋小児歯科医院を開院したのは昭和52年です。日本は東京オリンピック、大阪万博・・・、などと高度経済成長の真っただ中、子どものむし歯は文明病だから諦めなければというくらい溢れんばかりでした。あれから40年近く、何とかしなければと私も治療に、予防にと個人的にはもちろん、仲間を作って頑張ってきました。その甲斐もあって小さな子どもの酷いむし歯は本当になくなったのです。
実は、むし歯は本当に無くなったのではなく、増えないような生活習慣が皆さんの常識になったお陰だと思うのです。この常識から少し外れたお宅ではまだむし歯と悪戦苦闘しておられます。