2015年8月 No.361 懐かしい夏の風物詩
大橋小児歯科医院院内誌“くりあー”は先月号で30年と書きました。
年月の経つのは本当に早いもので大阪の南部に小児歯科専門医院を初めて開院して38年の歳月が経ちました。
開院した頃も本当に夏は暑いと思っていましたが、近年の暑さは桁が 違うように思われます。
自動車にエアコンがついていないのはそれほど珍しくはなかったと思います。軽自動車は全くエアコン無しで運転していたのです。今では考えられないですね。
先日、真っ黒に日焼けした子どもが来られたので何処で焼いたのか聞きました。浜水(浜寺水練学校)でという事です。そういえば60年以上前の私が小学生の頃には既に夏休みが始まると多くの子どもが真っ黒になって通っていたのが懐かしく思い出されます。もちろん、今の臨海工業地帯はなく、埋め立てられる前の浜寺海水浴場で実施されていたのです。太鼓の音を合図に水に入ったり、出たり、今でもやっているようです。長い間続いている伝統のある学校ですね。
夏といえば、当院の斜め前に大きな浜寺ジャンボプールがありました。夏休みになればぞろぞろと多くの子ども連れの家族がプールに向かって引きも切らず歩いていました。水が流れるリバープール、波が押し寄せるプール、高くて長い滑り台と大勢の人たちが水に興じていたものです。多くの人が裸で激しく運動するのですから、ぶつかって怪我をする人が出て来ます。毎年何人かの子どもが歯を打って欠けたとか抜け落ちた、めり込んだと急患として当院に飛び込んできたものです。そうして鍛えられたものですから、少々の急患があっても慣れたものですよ。 今では懐かしい夏の風物詩です。 ー院長-