2020年7月 No.420 コロナウイルス渦歯科健診に行ってきました
今年は新型コロナウイルス感染が拡がり色々な行事が中止、延期、縮小に追い込まれ、これまで殆どの行事はなくなっています。
毎年5月終わりから7月初めにかけて新年度の歯科口腔健康診断が行われるのですが、今年は軒並み10月、11月と秋以降に延期となっていました。
そんな中、6月の下旬と比較的遅い実施予定の歯科健診が全国的な、特に大阪の感染が低くなっていた6月上旬の実施判断時期に当たり、感染予防に十分な配慮をした上で実行をしてもよいとの日本歯科医師会の指針に従い実施することになったのでした。
少し懸念されましたが是非にという事でしたのでできる限りのそれなりの対処をして出かけることにしました。
① 会場の玄関を入ると私と歯科衛生士の体温を非接触的に測定され通過。
もちろん被験者の子どもの体温、体調に異常はないことをチェックして
いただきました。
② 健診場所はいつもよりかなり広い会場の一角で、窓を開け換気を十分
してありました。
③ ミラーなど口の中に直接入れる器具は人数分以上準備しました。
口を開いたり確認には合わせ鏡などで、直接触れないよう工夫しました。
④ マスク着用の上、診療用手袋は被験者毎に交換し廃棄しました。
⑤ 小さな子どもの頭の位置に使い捨てのペーパータオルを敷き被験者毎に
交換、廃棄しました。
健診に際して嫌がったり泣いたりする場合は無理強いすることの無いようにと決めていましたが、実際はほとんどの子どもは予め先生や保護者に言われていたのか口の中は結構きれいに歯磨きされていてスムーズに終了しました。
何よりも最近の小さな子供の口の中は手入れされていてむし歯の子はほとんど見られなくなっているのです。
その昔のように歯もろくに磨かずに、むし歯だらけで痛い歯、歯肉が腫れていたりすれば到底健診は難航するだけではなく、感染予防までは到底おぼつかないでしょう。