2020年9月 No.422 乳幼児のマスク「要注意」
厚労省、2歳未満推奨せず行政・政治 2020年9月1日 (火)配信共同通信社
コロナ感染予防のためマスクを着ける生活が普通になりました。
赤ちゃんも可愛いマスクを着けてもらっているケースを見かけますが、厚労省は31日、新型コロナイルス感染対策を巡り、就学前の乳幼児のマスク着用には注意が必要だとの見解をホームページに掲載したと明らかにしました。
特に2歳未満は息苦しさを訴えたり、自分で外すことが困難だったりするため、窒息や熱中症のリスクが高まるとして「着用を推奨しない」としました。2歳以上も着用する場合は、保護者らに体調管理を求めています。
世界保健機関(WHO)と国連児童基金(ユニセフ)は、5歳以下は他の年代に比べ、他人に感染させる可能性が低いなどとして、マスク着用を不要とする指針を公表しています。厚労省はこの指針を踏まえ、関係学会などに意見を聞いたうえ、
2歳未満はリスクを考慮して着用を推奨しない。
2歳以上は着用する場合に、保護者や周りの大人が子どもの体調に十分 注意し、調子が悪い場合などは「無理して着用させる必要はない」とした。
マスクの代わりに3密(密閉、密集、密接)を避けたり、こまめに手を洗ったりするなど、他の感染防止策を徹底するよう呼び掛けています。