2021年3月 No.428 マイクロプラスチックの脅威
2020年7月1日から始まったレジ袋有料化ですが、その目的は環境保護ということですが、プラスチックごみの減量化の一環という事ですがどういうことでしょうか?
海鳥がプラスチックの小さなかけらを餌と間違って飲み込んで苦しんでいるといった海洋汚染が深刻になってきているというマイクロプラスチックの脅威についての報道を見たことがあると思います。
マイクロプラスチックとは直径5 mmよりも小さいプラスチックのかけらです。
① ゴミとして捨てられた使用済のプラスチックは、川から海へと流れ着きます。そして、
② 太陽光や波に晒され、どんどん小さく砕かれていきます。
③ 表面に有害物質が吸着し易く、海の生物が餌と間違えて食べてしまうことから、生態系への影響などが心配されています。
人間への影響についてはまだよく分からないのですが、悪影響を及ぼすことは間違いありません。
マイクロプラスチックはとても小さいため、それを拾い集めて回収するのはほぼ不可能であると言われています。
プラスチックは分解されずに何百年もの間、海のゴミとして海流に乗って世界中浮遊し続けるのです。ハワイ島の浜辺の砂には、多い時で15%ものマイクロプラスチックが含まれていることもあるそうです。 マイクロプラスチックの発生源となるプラスチックごみの減量は世界各国での課題となっています。レジ袋有料化がプラスチックごみ減量に貢献しているのです。