ソース顔とショーユ顔と言う言葉を聞いたことがありますか。若い男性の顔つき を2つに分けた言い方で、その中間型をケチャップ顔というそうです。それぞれ の顔の特徴は下にまとめた通りです。

最近ショーユ顔が増えてきているといわれますが、お宅のお子さんは敢えて言 えばどちらに属しますか。一度じっくり観察して見てください。そう言えば昔は 顎のエラが張った男性を少なからず見かけたものですが、最近はあまり見かけま せんね。

実際、1960年代から1985年にかけて、卒業アルバムの写真の顎の角度を計った 調査によると、その角度が小さくなってきているのです。ではどうして顎の形が 変わり、顔つきが変わってきたのでしょうか。顔つきは遺伝によるところが大き いのですが、下顎の骨の形は、食べ物の形や硬さ、あるいはよくかんで食べるか どうかによっても大きく左右されるといわれています。従来のごはん食から最近 のファーストフード食への傾向は、食事時間のみならず、そしゃく回数ともに半 分くらいで食べ終え、顎をあまり使わなくてもよい結果となっています。

折しも、先日の朝日新聞の家庭欄にパン、菓子などの加工食品で、「軟らかさ」 がもてはやされている。人のかむ力が弱くなったためとも、若者の食べ方のスタ イルが変化したためともいわれるが、食品メーカーは競って「ふんわり」や「さ くさく」した食品の開発に力を入れている。とでていました。ますます顎を使わ なくなる傾向にあるようです。ということは、ますます現代的なショウユ顔の傾 向が進むのではないでしょうか。