2011年6月 No.309 東日本大震災

3月11日診療中の2時46分頃、身体がゆらゆらとおかしな気分が数十秒続きました。これが東北地方三陸沖大地震だったのです。
津波が押し寄せるテレビ中継を見て、映画のCG画像を見ているかのようでしたがそれが現実だったのです。
今回は津波による福島第一原子力発電所の被害が大きくのしかかり、放射能漏れがいまだに収まる見込みがつかず、復旧･復興を妨げています。
私たち全国の小児歯科開業医会のメンバーに東北･関東地方の先生が何人もいます。 被害にあった方も沢山いましたが、亡くなられた先生は幸いにもいませんでした。 自分自身も被害者であるのですが、多くの死者が出ているので大学の先生などは自分の事は二の次として、その検視などのために出務されているようです。
このような大災害の中、多くの子どもたちが巻き込まれ命を落としているのだと思うと本当に気の毒に思います。
幸いにも命だけは助かってもこの寒い中これからの厳しい人生を切り抜けていかなければなりません。私たちにできることがあれば進んで援助したいものです。
被災者の中に歯ブラシがほしいという訴えが結構多いのです。私たちの仲間にメールが入り私も診療室の歯ブラシをダンボールに詰め込んで宅急便で福島県の支店止めで急遽送り届け、そちらの先生が避難所に持参して子どもたちに届けていただきました。
第一次、第二次と色々なものが届けられ、少しでもお役に立てればと思います。

－院長－