2012年5月 No.320 歯痛の応急処置
先日高石市の休日診療当番で出務しました。昔は結構歯が痛いといって休日に治療を求めて患者が来られたものです。特に子どものむし歯がひどかった頃は泣き叫んで来院したものです。最近では子どものむし歯が少なくなり急患が殆ど無くなりました。実際、休日診療所の歯科の来院は殆どなくなり、休止がきまりそうです。
そんな矢先、当院の歯科衛生士が休日に歯が痛くて高石市の休日診療所のお世話なったようです。ふだん他の人よりも丁寧に歯のケアをしている筈なのですが・・・ 本人は少し恥ずかしそうにではありますが本当に助かったと感謝していました。
休日診療所の歯科がなくなりそうなご時世です。歯痛の応急処置を知っていれば、年末年始などの歯科医院が休みの時に救われます。
① 歯痛は頭痛薬などの鎮痛剤を用いると抑えられます。
② むし歯の場合、正露丸などの市販薬を歯に埋め込むのも効果的です。
③ 合谷というツボも効き目があります。
歯痛の原因はさまざまで、最も多いのはむし歯でしょう。そしてよくあるのが歯と歯の間に食べ物が詰まって押し込まれた場合です。糸楊枝や爪楊枝でそーっと取り除くと治ります。歯周疾患も歯痛の大きな原因です。また転倒、悪ふざけ、喧嘩、などによる歯の外傷などがあります。
その他、三叉神経痛、親知らず、知覚過敏、疲れ(ストレス)などがあります。
また原因不明の肩こりが歯痛によるものであったりもします。歯痛の対策、治し方、対処法としては、まずは冷やすことが基本です。化膿、蓄膿、炎症などの症状が感じられたら、まずはできるだけ早く歯科医院にかかることです。
-院長-