2013年6月 No.335 歯科健診の季節です
5月、6月は年度初めの健康診査の季節です。今年もスタッフの歯科衛生士と二人で園医をしている幼稚園、保育所へ木曜日の休診日に出かけました。
子どもたちの元気な姿を見ているとこちらも何となく気持ちが若返った気がします。
健診の結果では最近は本当にむし歯が減って来ている様子が実感されます。各ご家庭でのむし歯予防への取り組みが生活習慣の中に根付いて来ているようです。むし歯が減った分、子どもたちも歯が痛んだことも少ないためか、ぐずる子もなく、スムースに健診が進むようになっています。
むし歯よりも歯の数が少ないとか歯がくっ付いているなど歯数異常の子の方が多いのではないかと思われるくらいです。このような歯数異状や顎の大きさが小さいために歯が顎に収まりきれないなどによる歯並びの問題をもった子どもさんが増えています。
また最近問題になっている歯肉炎の子どもが目立ちます。食物の軟食化や咀嚼回数の減少が大きく関わっているようです。歯肉炎の状態は今はそれほど大きな問題はないのですが、これが何十年と続いたら歯周病へと繋がっていくのです。そして歯周病は糖尿病や心筋梗塞など生活習慣病と深く関わっていくのです。
むし歯予防でうまくいっているのを教訓に早期の対応が必要です。
-院長-