2013年9月 No.338 熱中症の患者が来た!
今年の夏は本当に暑かった。最高気温が35度を越える日が何日も続きました。
毎日のように熱中症で倒れたというニュースが流れていたのは知っていましたが、大橋小児歯科の患児にも現れたのです。小4の子で熱が高くてしんどい、どうも熱中症のようだとお母さんがおっしゃるので、その日は無理はやめて、次の予約を取って、早く十分水分を補給し、涼しくして休むようにいいました。
そして数日後、今度は急患で来院した高校生、野球部で練習中、立っていられなく倒れこんで顔面を地面に打ち付け、唇を二か所外傷、歯も打ったが大したことがなくてよかったのですが、熱中症だったようです。そういえば高校野球でも熱中症がいました。これまでこんな事は経験がありません。熱中症についてまとめてみました。
☆どんな時に熱中症になりやすいのか
熱中症は、体内の水分やナトリウムなどの塩分のバランスが崩れたことから、体温の調節機能が崩れることによって発症します。
高温、多湿、風が弱い、輻射熱源があるなどの環境では、体が外気への熱放散が減少し、汗の蒸発も不十分となるため、熱中症になりやすくなります。特に、気温が36度を超えると、人体の皮膚温よりも高くなり、体温の調節機能が崩れ、熱中症になりやすくなります。
☆熱中症とは、どのような症状か
症状としては、めまい、失神、筋肉の硬直や大量の発汗などがあります。
重症化すると、頭痛、気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感や脱力感などの症状が現れます。さらに、悪化した場合には、意識障害、けいれんや運動障害などの症状が現れる場合もあります。
-院長-